一歩先行くおもてなし!ホテルの愉しみ方教えます

意外と知らない、ホテルのカテゴリーについてご説明します!

ホテルのカテゴリー(区分)については特にはっきりした基準があるわけではありません。5段階の星の数で分類されている場合もありますが、今回は日本で主に使われているカテゴリーの例をいくつかご紹介していきます。

① シティホテル
都市部の繁華街に位置する大型のホテルで、有名な一流のホテルはこのカテゴリーに含まれます。シティホテルは立地場所の都合で投資のコストは高いが、反面集客力があり、大規模かつ宿泊や食事だけではなく、婚礼、会議、展示会、などの利用ができるような多機能なホテルが多くなります。

また婚礼利用のための美容院や写真室、フラワーショップ、さらに宿泊者のためのプール・ジム・サウナを備えているホテルもあります。

② ビジネスホテル
日本でいうところのビジネスホテルですが、都市の繁華街でかつ最寄駅前から徒歩15分程度に位置し、主として出張での宿泊客をターゲットにした小型で低価格帯のホテルをいいます。大企業がチェーンホテルとして全国に展開していることが多くあります。ちなみに日本でのビジネスホテルというカテゴリーを考案し、業務を始めたのは法華倶楽部といわれています。

さてビジネスホテルとシティホテルの違いというのは、ルームサービスが有るか無いかだといわれていますが、最近はシティホテルでもルームサービスがないホテルもあるので結構あやふやな状態になっています。

③ 高級ビジネスホテル
大都市の駅前または再開発された地区に新しく建った複合オフィスビルに位置するビジネスホテルのことをいいます。このカテゴリーのホテルはシティホテルと比べてもひけを取らない広さと設備を兼ね備えた客室があり、宿泊料金についてもビジネスホテルより高く、しかしシティホテルよりは価格を安く設定しyています。

④ モーテル
モーターホテルまたはモーターインとも呼ばれています。このカテゴリーは道路網が発達しているアメリカのような広大な国において、自動車を使って旅行をする人々をターゲットとして建てられた、セルフサービスを基本とするホテルになります。日本でいうところでは国道沿いまたは高速道路の出入口付近に建っているホテルルートインチェーンなどのビジネスホテルにあたります。

⑤ 観光ホテル・リゾートホテル
海辺や高原、温泉地などのリゾートと呼ばれる場所に立地しているホテルを指していいます。このカテゴリーのホテルのターゲットは主に旅行者となるため、このカテゴリーのホテルは日本の観光産業の発展と一心同体の歩みを示しています。

またホテルの規模としては大規模なものから小規模のものまでさまざまに存在し、大規模なものになると、シティホテルにもひけを取らないレストランや結婚式場を、さらには観光客のためのプライベートビーチやプール、テニスコートやスキー場なども併設しています。

他方ではただただくつろぎを求める人たちのためにヴィラの様式になったホテルもあります。

今まで紹介してきたカテゴリー以外にも内外装にデザインのコンセプトを打ち出したデザイナーズホテルやカプセル状の簡易なベッドを提供するカプセルホテルなどのカテゴリーもあります。